今回は設置済みの看板支柱に対して根巻きをしました。
根巻き(正式には根巻きモルタルといいます)は基本的には看板の支柱を固定し、強度を出すためのものなのですが、看板を立てる場所に花壇や植え込みを配置する時にも、根巻きモルタルをすることがあります。
枠の中に、モルタルを流し込み、きれいに仕上げてあとは乾くのを待ちます(この2枚は同じ現場ですが、別看板の支柱です)

お天気が良くてよかった!!安心してできあがりを待てます。
そうそう、根巻きにはモルタルを使う場合とコンクリートを使う場合とがあります。モルタルとコンクリートの違いは以下のとおりです。
【モルタル】セメントと砂、水を混ぜた材料で、コンクリートに比べてやや柔軟で軽量です。根巻きにおいては短期間での設置や、軽量の看板を支える場合に使われます。
【コンクリート】セメント、砂、砂利(骨材)を混ぜたもので、モルタルよりも強度と重量が高いです。根巻きにおいては風や振動に強い構造が必要な大型の看板や、長期間にわたって設置される看板の基礎工事に使用されます。
見た目は粒がちいさなモルタルのほうが全体的に滑らかで均一な表面で、コンクリートのほうがザラザラとした質感があって小さなひび割れが出る場合もあるのでモルタルよりも無骨な印象になることがあります。とはいえ、コンクリートの上にモルタルを上塗りして仕上げることもありますから、見た目だけではわからないかもしれません。
街でみかける看板の根元の根巻きを見てコンクリートかモルタルか…なんて当ててみてくださいね!