病院などの大きな施設では、初めて来られた方が「どこへ行けばいいのか分からない」と迷ってしまうことがあります。そんな不安を少しでも減らせるよう、外壁と床面にサインを設置した事例をご紹介しますね。
まずは、見上げた先の写真の外壁です。シンプルなアイコンと大きな文字で「歯科」と書かれた表示板を取り付けました。遠くからでも分かりやすく、目的地の存在をしっかりと伝えてくれています。
そして上だけでなく、床にもサインを。
赤と青のコントラストがはっきりとした案内シート(フロアシート)を床面に施工しました。足元にあることで、視線を大きく動かさなくても自然と目に入ってきます。特に高齢の方や子ども連れの方でも、文字や矢印の情報が直感的に伝わるように工夫されています。

壁面だけでなく、足元もあわせて誘導すると自然な動線をつくることができ、施設全体の印象もよりやさしくなります。看板が不安を減らすための道しるべになっているのです。
これらの導線のための案内表示も、看板職人の仕事のひとつです。
看板といえば見上げるイメージが強いですが、見上げる壁面に加えて足元に配置するのもおすすめですよ!
なお、このフロアシートは車道では使えません。人や自転車などの重さでは問題ありませんが、車の重さがかかった上でタイヤがジリジリと動くとシートがよれたりはがれたりするのです。
車道上での案内を実現するためにはまた別の方法がありますので、ご相談くださいね。