建築設計事務所 Pleasant Design(プレゼントデザイン)さまの新事務所扉にロゴのシートを貼り付けるお仕事をさせていただきました。

このようなシートを貼り付けるときは、わたしたち看板の専門家は現地調査やデザイン確認時に
① 雨風や太陽光にどれくらいさらされる場所なのか
② 貼り付ける場所に凹凸はどれくらいあるか
③ ロゴの色数はどれくらいあるか
④ デザインに小さすぎる文字や小さな画像はないか
…などなどを確認し、どんな方法で実現すると一番お客さまのご要望に沿い、お客さまにとってコスパがよいかを考えます。

今回はその③④に関わるお話です。
一般に、単色でシートというと「カッティングシート(粘着剤付きの単色シートから文字や図柄を切り抜いて作成したステッカー)」のイメージが強いのですが、今回のロゴには一番下に「Create Pleasant Life and Community(楽しく快適な暮らしとコミュニティ(場所)をつくるという意味)」という小さな文字表記の経営理念がありますよね。
これをカッティングシートで実現するとなると、カッティングシート自体の仕入れが1メートル単位になるので費用がかかってしまいますし、たとえカッティングシートで実現したとしても、文字が体や何らかの物にこすれて取れてしまう可能性も考えられます。
そのため、今回は文字全体がつながるようにカット線を指定したデータを作成し、専門の工場に透明シートへの印刷を発注しました。
下の写真をよーく見てみてください。
斜めから見ると透明のフチが見えますが、正面から見るとそこまで目立ちませんし、何より文字が一部だけ取れる心配は格段に減ります。また、メートル単位で材料を用意する必要がありませんから費用面も無駄がありません。

なんでも対応できること、何でも自社でやれることは自社に残る利益は大きいかもしれません。業者としてはそれは良いことなんですが、アトラクトの職人たちは、利益が小さくともお客さまの満足のために外との連携も大事だと考えています。
ちなみに本記事は③の色数と④のデザインについてお話しましたが、①の風雨や太陽光については耐候インクを使ったり条件にあったフィルムを貼ったりします。また②の凹凸面については度合いによりますが柔軟性のあるペイントフィルムを使うことも。
↓柔軟性のあるペイントフィルムを使用した例
話は戻りますが、改めてここでPleasant Designさまのご紹介をしますね。
Pleasant Designさまは、
①建てたあとも安心できる「ファイナンシャルデザイン」
②太陽と風に素直に気持ちよく過ごす「パッシブデザイン」
③飽きのこないデザインで経年変化を楽しむ「シンプルナチュラルデザイン」
④メンテナンスを少なくし、楽しく安心をずっと「ロングライフデザイン」
これらの4つのコンセプトのもとで、省エネで健康・快適に過ごせるパッシブハウス(断熱材や高性能な窓、熱ロスの少ない換気システムなどを駆使して、 寒さや暑さをガマンしない快適な家)を得意とされている広島の設計事務所さんです。
一般家庭向けの戸建て住宅のほか、幼稚園や施設等も手掛けていらっしゃいますので、ご興味があればこちらのホームページへアクセスしてみてくださいね!